Nationa Pride Project
Uganda Story
廣瀬 遥
活躍中の起業家
Uganda Project 〜起業家の挑戦〜
TERAO LITECH (CAMBODIA) CO.,LTDのように「National Pride Cambodia」をロールモデルとしたビジネスサイクルを、水の課題を抱えるUgandaに展開し、アフリカ地域では初となる現地法人を設立を目指しています。
このプロジェクトを担当するのは2024年4月に起業家育成プロジェクトを通じて入社した廣瀬遥。ここでは彼女のあくなき挑戦の裏側にある苦悩や楽しさ・達成感をリアルに伝えていきます。
1章 〜プロジェクトスタート〜
視察 × 課題 × 可能性
第1回ウガンダ視察〜ビジネス編~
2024年11月16日から25日にかけて、ウガンダのカンパラにおいて第1回視察を実施しました。現地調査の対象国であるウガンダは、下水の処理ができていない地域が多いものの、データが不十分である地域が多く、公式な統計データが最新でない場合や、不完全な場合があります。さらに、浄化槽の販売、設置したケースはアフリカで極めて少なく、ビジネスとして確立できるか、具体的な問題点などが不透明です。そこで、第1回の視察では、政府機関や企業の排水処理に対するニーズを明確にし、技術的および経済的妥当性を評価しながら、既存インフラの状況を確認し、潜在的リスクを評価して、ビジネス戦略を策定することが目的でした。視察では、下記機関や企業を訪問し、ミーティングを行いました。
【公的機関】
- ・Kampala Capital City Authority(カンパラ首都圏庁)
- ・Ministry of Water and Environment(水環境省)
- ・Afridcan Development Bank Group(アフリカ開発銀行)
- ・UNDP Uganda(国連開発計画)
- ・在ウガンダ日本大使館
- ・JICA Uganda(国際協力機構)
- ・National Water & Sewerage Corperation(国家上下水道公社)
【民間企業・団体】
- ・LOCALWORKS
- ・あしなが育英会
- ・Sunda Technology Global
有意義なミーティング
ミーティングでは、カンパラ市内の衛生環境の現状や各機関の関心度を確認し、今後の協力の可能性を探ることができました。どの機関も、浄化槽に関しては強い関心を持っていただきました。特に、KCCAやNWSCなどの主要機関とは今後も密接に連携し、浄化槽の導入について具体的な協議を進めていっているところです。今回の視察を通じて、具体的な設置候補地や技術的な課題が明らかになり、今後の展開に向けた重要なステップを踏むことができました。